使用上の注意(電池編)

電池は他の電子部品と異なり、回路基板に取り込む前や、回路基板に組み込んだ後に、スイッチを入れなくとも、外部ショート(短絡)する電流が流れ、使用する前に電池が消耗してしまいます。

1、電池同士が重なった場合

 コイン形二酸化マンガン・リチウム電池は下記のような形状をしています。

ガスケットと呼ばれる円周状の僅かな絶縁部を境に、ほぼ前面が(+)・(-)極の露出した金属面で出来ています。従って電池が重なりあったり、ごちゃまぜになると一方の電池金属面を通じ、(+)・(-)極が接触してショートする場合があります。

2、金属容器又は金属板上に電池を置いた場合

 電池の重なりと同様に、金属容器又は金属板上に電池を置いた場合も電池を置かれた状態によっては、金属面を通じて(+)・(-)極が接触してショートする場合があります。

3、金属ピンセットで電池を掴んだ場合

 図のように電池を金属ピンセットで掴むと、ピンセットを通じて、ショートるす場合があります。